TOEIC(2011年-2014年)

台湾駐在前の2011年~2014年に受験したTOEICの12回分について振り返ってみました。

2011年頃から会社に海外関連の部署が出来たりして、グローバルの波が少しずつですが押し寄せていました。私も英語の必要性を感じていて、とりあえずビジネスパーソンに必須のTOEICを受けてみようと思い、勉強と受験を繰り返しました。受けるからには、国際部門に必要と世間一般に言われている730点を当面の目標としました。その結果を表にしたものが下記になります。


最初はとりあえず受験して、今の実力を知るところから始めたのですが、540(L270、R270)で平均点以下でした。特にlisteningがひどく、受験英語しか出来ない典型的な日本人でした。そこからTOEICの単語帳とか参考書を買っては独学で勉強をしていたのですが、readingはそこそこ良かったのに対し、listeningは相変わらずpercentile 25〜35を行き来していました。

転機は7回目の受験で、listeningのpercentileが一気に62に上がりました。継続的に学習を続けてきたのも理由の一つかも知れませんが、実はこの受験の前に台湾に1ヶ月間出張していて、現地の業者と毎日のように英語でやり取りしていたのが大きかったと思います。

その後も勉強を続けていたのですが、600点台後半をウロウロしていました。なので、勉強法が悪いのかも知れないと思い、参考書をTOEICの公式問題集に切り替え、毎日少しずつですが本文を音読したりしました。


そして、11回目の受験で735(L400、R335)を獲りました!特にlisteningはpercentileが74まで上がりました。最初の受験から2年半、ようやく目標達成です。その後、この点数がまぐれかも知れないのでもう一度受験しました。12回目は720(L365、R355)で、前回よりも若干下がりましたが、それでも700点台の実力があると証明されました。

また、12回分の結果をグラフにすると下記になります。


scoreのグラフを見ると、totalが停滞して少し上がり、また停滞して少し上がりを繰り返しています。語学学習の成果は大体こんな感じで、停滞期を如何に我慢して乗り切るかがポイントだと思います。学習時間と成果が上手い具合に比例してくれないのです。でもある時を境にぐっと成果が出て来ます。

また、percentileのグラフを見ると、私の傾向がよく分かります。readingは12回通して概ね横這いですが、listeningは変化が顕著です。7回目の受験を境に、英語を聴き取れない人から聴き取れる人に進化しています。ポイントはアウトプットだと思います。それまではひたすら聴く(インプット)練習をしていたのですが、1ヶ月の台湾出張で毎日のように英語で業者とやり取りしたことにより、アウトプット量が増え、相乗効果が生まれたのだと思います。俗に「発音できない音は聴き取れない」とよく言われますが、正にそれでした。その後の停滞期には音読というアウトプットも取り入れ、11回目の受験でlisteningがreadingを上回るようになりました。

語学には人それぞれ得手不得手があると思いますが、大事なのは、停滞期を我慢する事、そして統計を取って自分の傾向を知り、次に何をすべきかを考える事だと思います。そして、自分に合った勉強法や参考書を見つけたら、ひたすら継続する事です。

台湾駐在が終わり、今までずっと中国語を使っていたせいか、英語力の衰えを感じており、私は最近また英語の勉強を開始しました。TOEICも継続して受験して、受験記をブログにアップしていく予定です。

それでは皆さん、一緒に頑張っていきましょう!!