台湾駐在回想録(携帯電話編)
プリペイドSIMの契約
外国人が携帯電話の月額契約をするためには台湾のレジデンスカード「中華民国居留証」が必要ですが、駐在で来た当初は居留証がまだ発行されていませんので、外国人旅行者でも利用できるプリペイドSIMを契約しました。契約にはパスポートが必要で、1つのパスポートで最大1個のプリペイドSIMをもつことができます。
私は中華電信のプリペイドSIMで30日間インターネット無制限のタイプ(1,000NTD。数百NTD分の無料通話付き)を購入し、居留証が発行されるまでの2か月間くらいを店舗で延長手続きしながら使っていました。
月額契約への切替
居留証が発行されると月額契約が出来るようになるので、中華電信の店舗に行って切り替え手続きをしました。
台北松山空港の店舗で手続きをしたのですが、日本語のできる店員がいたので問題なく切替ができました。尚、電話番号はプリペイドSIMで使っていたものを継続できます。
月額契約プランはいろいろあり、確か199NTD~1599NTDくらいの価格帯だったと思います。私は最初599NTDのプランを選びました。金額的には日本の格安SIMくらいで、台湾最大の携帯電話会社といっても日本の金額と比較するとかなり安いです。
料金は毎月月末締めで翌月10日~20日くらいに請求書が会社の住所あてに来たので、請求書をコンビニに持っていって支払をしていました。
ローミング(音声、データ)
中華電信の場合、音声ローミングは自動で行われますので、日本に帰国した際はそのまま利用することができます。データローミングは手続きが必要ですが、中華電信のアプリでその手続きが簡単にできます。データローミングのプランはいろいろあり、1日、3日、5日などの中から選んで使っていました。ですので日本に一時帰国の際はわざわざSIMを購入することなく、データローミングで用が足りていました。
プラン変更、データチャージ
インターネットの容量が足りないときはプランを変更したり、データチャージをしたりして対応していました。どちらも中華電信のアプリで簡単に行うことができました。ちなみに中華電信のアプリは中国語でして、日本語には対応していませんので、多少の中国語の知識は必要です。
電池交換、保護フィルム貼り
充電してもすぐに電池が消耗する時は大体の場合、電池の寿命ですので電池交換が必要です。台湾の秋葉原「光華商場」、台湾の原宿「西門町」、台北駅周辺には電池交換を行っているお店が沢山あります。
私の駐在していた会社は西門町の近くにありましたので、西門町のお店で電池交換をしたことが2回ほどあります。料金は750NTDで10分くらいで電池交換をしてくれます。
また、そのようなお店では携帯電話の保護フィルムや携帯ケースを販売していることが多いです。台湾の場合、保護フィルム単体で販売していることは少なく、店員が保護フィルムを貼る作業も行ってくれます。金額は保護フィルムの種類により様々ですが、大体数百NTDです。
解約
日本に帰任する際、帰国の1日前に台北松山空港の店舗で解約手続を行いました。その時は日本語ができる店員がいなかったので、全て中国語で手続きを行いました。
解約自体は当日に行うことができ、手続の時点から電話番号を無効にしましたが、料金は月末にならないと確定しないとのことで、その日までの金額を計算してもらい一旦支払いを完了させました。翌月10日過ぎに駐在先の会社に請求書(兼明細書)が届きましたので、駐在先の人に確認してもらったところ不足金額はありませんでした。これで解約に関する一連の手続が完了しました。
ちなみに、月額契約からプリペイドSIMへの切替も技術的には可能だと思いますので、帰任の数か月前にプリペイドSIMへ切替をし、プリペイドSIMのまま本帰国するという手もアリかなと思います。その方がスマートかもしれません。本当にできるかは中華電信に訊いてみないとわかりませんが。
また、解約手続の際、「電話番号をキープするか」を訊かれました。私は「キープしない」と回答しましたが、本帰国後も度々台湾に来て携帯を使う人にとっては電話番号をキープしておくのも良いかと思います。
以上、台湾駐在回想録(携帯電話編)でした。少しでも参考になれば幸いです。