台湾駐在回想録(中国語編)

中国語教室以外での学

中国語教室以外での学習としては、主にテレビのバラエティ番組を見ていました。お勧めは下記です。

①WTO姐妹會
台湾に住む外国人が台湾での体験や自国との違いなどをシェアするトーク番組。在歴が比較的短い外国人が出演するので、話す中国語はそんなに難しくなく、内容を理解しやすい。

②二分之一強
こちらも①と同様のトーク番組。ただし、在歴が長い外国人が出演するので、中国語のレベルは少し高め。

③天才衝衝衝
中国語を使ってのゲーム(連想ゲームなど)を2チーム対抗で対決するクイズ/ゲームバラエティ番組。出演者はほとんどが台湾人。中国語の単語を覚えたりするには良い番組。中国語のレベルは高め。

台湾のテレビはほぼ全ての番組で中国語字幕が付いていますので、日本人にとっては聞き取りが出来なくても漢字で大体の意味が理解できます。ただし、台湾中国語は繁体字ですし、台湾固有の単語があったり、注音での表記が出てきたりもするので、中国大陸の中国語(普通話)を勉強してきた人にとっては慣れるのに時間がかかるかもしれません。

 

ビジネス中国語

ビジネスで使う中国語についてですが、基本にあるのは一般的な中国語であって、それプラス、専門用語と敬語表現が必要になってくると思います。専門用語を知らなければ仕事になりませんし、敬語表現ができなければ円滑にコミュニケーションがとれないからです。

専門用語は属する業界によって異なりますので、それ用の教科書はなかなか無いですし、中国語教室の老師に訊いても的を得た答えが返ってくる訳ではないので、日々の仕事の中で覚えていくしかないかなと思います。私はIT関連の仕事をしていましたので、技術的なITの専門用語を仕事の中で日々習得していきました。あとは見積書の作成や、契約書の作成、部門の収支管理などもしましたので、経理、会計、法律関係の用語も覚えました。

また、敬語表現は電子メールでのやりとりの中で習得していきました。中国語は口語と文語で表現がだいぶ異なり、特に電子メールの文章は文語が多く、書けなくても読める(内容を理解できる)必要があります。逆に電話や会議などの口頭でのやりとりでは敬語をあまり使わなくても進めることができます。今の世の中、日本だけでなく全世界的にビジネス(特にデスクワーク)でのやりとりは電子メールやSNSといった文字によるものがメインで、一日の半分以上は文章を読んだり書いたりする時間に費やすと思います。そして、残りの時間が電話、会議、商談などの口頭でのやりとりに使われると思います。ですので、中国語での敬語表現(文語)はビジネスをする上でマスターすべきポイントの1つです。

ちなみに、PCでの中国語の文字入力についてですが、基本的にはピンインで入力可能ですので、ローマ字入力をしている人であれば難しくないと思います。ただし、台湾のPCのキーボードは101式で、日本の106式とは記号などの配列が異なりますので慣れるのに少し時間がかかります。また、台湾人は注音で入力しますので、台湾人のPCを借りるとか、自分のPCを台湾人に貸したときは、そのままでは中国語を打つことができないので注意が必要です。(入力方式を変更すれば出来ます)

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