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3.マルチリンガルのメリットとデメリット
2018/08/23

3-1.メリット
3-2.デメリット

3-1.メリット



複数の言語を話せるとどんなメリットがあるのかを考えてみました。

より多くの人とコミュニケーションができる
日本語だけ話せると1億人くらいの人とコミュニケーションできますが、英語も話せると何10億人の人とコミュニケーションできるようになります。また、中国語も話せれば更に10億人、フランス語で更に数億人、といったように話せる言語が増えれば増えるほど、より多くの人と通じることができます。海外旅行をしても言葉の問題がなくなるため、旅行がより楽しいものになります。また、海外で仕事をしたり、暮らすことだって難しいことではなくなります。生活の範囲が広くなります。つまり、世界が広がります。いろいろな文化や人に触れ、日本では味わえない経験を得る機会も増え、人生がより濃密なものになると思います。

働ける機会が増える
昨今のグローバル社会において複数の言語を話せることは、それだけ働ける場所が増えることを意味します。就職活動で有利になったり、収入が増えたりする機会も増えます。

情報をより収集できる
今はインターネットを使っていろいろな情報を簡単に収集できますが、日本語だけで検索するとその情報は限られてきます。英語やその他の外国語で検索すれば、より多くの情報を収集することができます。特に海外の現地情報は、その土地の言語で検索しなければ収集できない場合もあります。

秘密の会話ができる
知られては困る内容を第三者の前で堂々と話すことができます。つまり、秘密の会話ができるようになります。

頭が良いと思われる
複数の言語を話せるだけで頭が良いと思われます。(実際は違うんですけどね。。。)

ちょっとした優越感や満足感を得られる
外国語を話せない人の目の前で外国語を話し、または通訳をし、その人々から称賛を浴びるとちょっとした優越感や満足感を得られます。

脳に良い
複数の言語を話せると、それだけで脳に良いらしく、老後の記憶力低下の進行を遅らせることに効果があるそうです。


3-2.デメリット



複数の言語を話せることによるデメリットを考えてみました。メリットほど多くはありませんが、あることはあります。

母国語が下手になる
これは私も経験がありますが、外国語の使用頻度が多くなるほど、母国語の使用頻度が相対的に減ってきますので、母国語の単語や表現が咄嗟に出てこないことがあります。当然、母国語なので全く話せなくなるということはありませんが、たどたどしい話し方やおかしな敬語になったすることがあります。

別の外国語が下手になる
「別の外国語が下手になる」だけでは意味がわからないと思いますので例を挙げますと、英語を話せる日本人が台湾に暮らし始めて中国語が段々話せるようになったが、その反対に今まで話せた英語が昔ほど話せなくなったことを意味してます。複数の外国語のレベルを同時に維持するのは難しく、今までに習得した外国語のレベルが下がってしまうことがあります。

時々頭が混乱する
複数の外国語を話せると、その言語の知識がたまに弊害になることがあります。例えば、中国語の1は「イー」ですが、韓国語の2も「イー」です。また、英語の9月、10月、11月、12月は、september、october、november、decemberですが、このsept、oct、nove、decは、もともと7、8、9、10の意味です。(フランス語などのラテン語系の言語を習得したことがある方であればわかると思います。)このような単語が出てきた時、私の脳内は少し混乱をします。「あれ、どっちだったっけ?」と。
 

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