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9.IT技術とマルチリンガル
2019/03/23

9-1.OS
9-2.機械翻訳

9-1.OS



私がPCを使い始めた20数年前、OSはWindows95で、日本語とアルファベットは入力したり表示させたりできましたが、対応していない言語もあり、例えば韓国語を入力するには専用のソフトウエアをインストールしたりする必要がありました。あれからOSは進化し、表示言語の切替、IME(辞書)などがマルチリンガル化しました。Office系ソフトウエアもマルチリンガルに対応し、1つのページに複数の言語を入力し表示させるのも問題なくできます。Windows以外ではAppleのiOSなども完全にマルチリンガル化されています。PC作業に多言語を必要としている人にとっては大変便利になったと思います。私は仕事で、日本語、中国語、英語の3つを使用してPC作業をしていますが、基本的には不自由なく使用できています。ただ、ある一部のソフトウエアを使用する時だけ、システムロケールを中国語に変更しています。そうしないとそのソフトウエアだけ文字化けしてしまうからです。これはOSの問題というよりもそのソフトウエアがUnicodeを使用していないのが問題なのですが。。。
多言語についてOSに今後期待することは特にありませんが、キーボードの表示が言語ごとに切り替わってくれればなあとたまに思うことがあります。勿論、今私が言っているのはハードウエアキーボードの事です。ハードウエアなので表示切替は構造的に難しいとは思いますが、技術の進歩はいつ何をもたらすか予測が困難ですので、もしかしたら数年後には実現されているかもしれません。まぁ、私が言語毎に配列を暗記すればいいだけなんですけどね。。。
 

9-2.機械翻訳



普段仕事で日⇔中、日⇔英の翻訳することがあります。わからない単語があるとGoogleで検索したりしますが、基本的には自分で翻訳しています。Google翻訳などの機械翻訳のサービスがあるのは知っていましたが、直訳になったり、誤訳が多そうという先入観があり、今まで使ったことはありませんでした。しかし、最近、知り合いの人がGoogle翻訳を使っているという話を聞き、試しに使ってみました。使ってみると結構意味がわかるし、機械翻訳もそれほど悪くはないなぁという印象を持ちました。インターネットで機械翻訳についてちょっと調べてみたところ、最近はAIの技術のおかげで機械翻訳の精度もかなり上がっているようですね。私は機械翻訳の専門家ではないので細かい技術的な話はよくわかりませんが、ディープラーニングとかいう技術のおかげのようです。
さて、機械翻訳の進化により翻訳作業はすべて機械翻訳に置き換わるのでしょうか。私の個人的な意見としては、現時点ではまだまだだと思います。文脈により意味が変わる訳や誤訳などについては人間のチェックが必要だと思っていますし、文学的な文章の翻訳については翻訳家の文学的才能がその訳を左右すると思います。そういったことについては機械翻訳よりも人による翻訳やチェックが必要になると思います。だだし、機械翻訳に頼れば相当な人件費削減になることも確かです。費用対効果を考えれば機械翻訳の導入も悪くはないと思います。大事なのはそのバランスかもしれません。将来的にはどうかわかりません。もしかしたら、誤訳が無い機械翻訳も登場するかも知れません。
あと、機械翻訳に関連してですが、最近、携帯音声翻訳機に触る機会がありました。私が触ったのはPOCKETALKという機械です。74言語に対応していて音声で翻訳してくれます。試しに使ってみましたが結構精度が良いです。簡単なセンテンスであれば正しく翻訳してくれます。1つ面白い使い方として、自分の勉強している外国語で話してみて正しく日本語訳されるかを確認するのはどうでしょうか。外国語の発音が正しければ、正しく日本語訳されますので、発音チェックにちょうどいいかと思います。携帯音声翻訳機、久しぶりに面白いガジェットに出会えた気がしました。
 
 

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