Multilingual Life
home profile languages overseas others inquiry blog

2.ITの話
2019/02/15

2-1.インフラエンジニア
2-2.クラウド
2-3.AI
2-4.ブリッジSE
2-5.エンジニア不足
2-6.PC
2-7.スマホ

2-1.インフラエンジニア



現在、私はIT企業に勤めていて、インフラエンジニアをしています。IT系には他にも、アプリケーションエンジニア、システムエンジニア、フィールドエンジニアなど、様々なエンジニアがいます。その中でインフラエンジニアはシステムの基盤となる部分(サーバ、ネットワーク、データベース、など)を担当するエンジニアです。私は主にネットワークを専門としていて、ネットワーク機器(スイッチ、ルータ、ファイアウォール、ロードバランサ、など)を使って、ネットワークの設計、設定、保守などを行っています。最近は範囲を少し広げてサーバやデータベースなどにも携わっています。
実はこの職種、エンジニアと言ってもプログラミングなどの知識は不要なため、文系出身の人が結構多いです。私も文系出身で28歳の転職を契機にインフラエンジニアになりました。当然、専門知識は必要ですが、エンジニアになるための敷居は低いと思います。
最近はクラウドが台頭してきて、インフラエンジニアの仕事も少し変わってきました。今まではハードウエアの設置、設定といった現地作業が発生していましたが、クラウドを使う場合は全てインターネット上にあるため現地作業はありません。また、障害が発生して現地に駆け付けるといったこともありません。便利になった反面、かかる工数も少なくなったため、儲けられるところが減った感があります。これも時代の流れと言えばそれまでですが、将来的には無くなる職種かも知れません。(物理的な環境を必要としている企業もありますので、完全に需要がなくなるわけではないと思いますが。)


2-2.クラウド



クラウドはインターネット上のサービスで、代表的なものにAWS、GCP、Azureなどがあります。最近は色々な企業がクラウドサービスを使って自社のシステムを運用しています。クラウドの良いところは、月額サービスのため資産を抱える必要が無い、いつでもすぐに始められる、スモールスタートで始めれる、いつでもやめれる、といったところです。そのため、自社で設備を抱える企業は減っていきました。
一方、台湾はまだまだ日本ほどクラウドを使っている企業はあまりありません。資産を抱えることが企業のある意味ステータスになっている風潮があるということも理由の一つかもしれません。ただ、クラウドを使うことは世界的な流れとなっているため、いづれにせよ、台湾もクラウドが主流になる日が来ると思います。


2-3.AI



最近、AI(人工知能)の進歩が著しいですね。その中でも、身近なところで、スマートスピーカーがあります。音声認識をして、的確に反応してくれるスピーカーで、スマート家電と組み合わせると音声だけで家電を操作したりすることができます。Amazon、Google、Line、Apple、Microsoftなどから製品化されています。私も先日、Amazon Echo Spotを購入しました。まぁ、便利ですね。音楽、ニュース、天気、ラジオなどの情報をいつでも入手できますし、テレビやエアコンや照明を声だけで操作しています。応答する日本語も割と流暢ですし、音声認識度も結構良いです。久しぶりに良い買い物をした気分ですね。実はこのAmazon Echo Spotは小型の液晶がついていて、映像などの情報も得ることができ、スマートスピーカーの進化系です。視覚情報が得られるのはスマートスピーカーにとってストロングポイントになると思います。AIの更なる進化に期待大です。


2-4.ブリッジSE



他のページでも触れましたが、ブリッジSEはソフトウエア開発を人件費が安い外国で行う際に日本と現地の橋渡しをする役割をもったシステムエンジニアです。技術的なスキルに加えて、言語スキル、コミュニケーションスキルが問われます。今までは日本のエンジニアが担当していることが多かったのですが、最近は少し事情が変わって、現地のソフトウエア開発の会社が担当していることが増えてきています。また、そういったソフトウエア開発会社の中には日本に支店を構えて、そこにブリッジSEを駐在させていることもあるそうです。そのため原価の高い日本のブリッジSEは不要になってきています。マルチリンガルな仕事の1つであるブリッジSEの仕事は日本の会社ではなく外国の会社が担当する時代にすでに入っています。高スキルなエンジニアが新興国にも増えてきているということでしょう。日本もまだまだ頑張ってほしいですね。


2-5.エンジニア不足



最近エンジニア不足ということをよく耳にします。少子高齢化で働き手がもともと不足している上に、景気が多少上向き、案件が増えてきているということがその理由だと思います。案件があるのにエンジニアが不足しているため、案件を断るといった、とてももったいない現象が発生しているようです。このエンジニア不足、どのように解決すればいいのでしょうか。1つはソフトウエア開発であれば新興国に委託する、もう1つは外国人エンジニアを受け入れることでしょう。日本は介護や看護の方面で既に外国人労働者の受け入れを行っていますが、IT業界でも今後どんどん進んでいくでしょう。これから日本には様々な外国人労働者が増えていき、多民族国家になっていくのではないでしょうか。マルチリンガル化もどんどん進んでいくと思います。大いに結構なことです。


2-6.PC



私がPCを初めて触ったのは大学に入ってからでした。大学の図書館にPCが何台か置いてあり、インターネットで探し物をしたりしました。今みたいな光回線はなく、電話回線でインターネットにつないでいたので、とても時間がかかっていた記憶があります。その後、社会人になったらPCが必要になるという理由で、親にPCを買ってもらいました。当時のPCはNECのPC98シリーズ(Windows95)、起動に時間がかかる上、しばしばハングアップしていました。Wordで文章を書いていて途中でハングアップされると悲しいものがありました。バックアップは3.5インチのFD(フロッピーディスク)に保存していましたね。多分、今の若い人にはよくわからない世界だと思います。
あれから20年以上経ちましたが、PCの性能は何十倍(もしくは何百倍)にも良くなった上、価格は20年前よりも安く、縮小化、軽量化しました。私は今、MicrosoftのSurface Pro5を使って、この文章を書いていますが、1kgを切る軽さでタッチパネル液晶搭載、ハングアップはほとんどしないし、動作も快適、電池も10時間くらいもつため外出先でも威力を発揮します。本当に技術の進歩は素晴らしいです。今は完全にコモディティ化してしまい一人一台の時代となり、PCメーカーの中には撤退する会社もいくつかありましたが、消費者側視点で見ると、この流れは全く歓迎です。
10年後20年後はPCは一体どんな進化をするのでしょうか。もしかしたら、別の製品に淘汰されているかも知れません。きっと「PC、そういえばそんな製品も昔あったなぁ。。」という日が来るでしょう。


2-7.スマホ



お恥ずかしながら、私がスマホを持ち始めたのは2015年です。台湾に駐在することになり、日本のガラケー(日本独自の携帯電話端末)は台湾では使えないし、仕事でスマホを使うことになるという話を聞いていたので、秋葉原へ行って、中古のSIMフリーのiPhone5を購入しました。それまではガラケーで通話をし、iPadminiで調べものをしたり、メールしたりするという使い分けで事足りていたため、スマホの必要性がありませんでした。スマホを使い始めてからというもの、毎日スマホでメールしたり、インターネットしたりしています。完全に低頭族(台湾ではスマホばかり観て頭を下げている人々をこう呼びます)です。端末の高性能化と回線速度の向上により、利便性が向上しているスマホ、今は無くてはならない存在ですね。最近は台北の秋葉原的存在である光華商場の中古スマホ店でiPhone6を購入(1万NTD)、また、契約タイプは中華電信の499型(499NTD/月。3.5GBまでインターネットが無料)にし、とてもリーズナブルにスマホライフを満喫しています。
常に進化をしているスマホ、5G時代がきたらまた別の使い方が出てくるかも知れません。大いに期待です。


Copyright (C) 2018 Multilingual Life. All Rights Reserved.