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3.一時帰国で思うこと2
2019/08/28

3-1.車内広告(山手線)
3-2.ホテル
3-3.タピオカ
3-4.タクシーアプリ
3-5.カプセルトイ
3-6.コイン式トイレ

3-1.車内広告(山手線)



東京山手線の新型車両に最近乗ったのですが、気のせいか、車内の広告が減ってませんか?私が想像するに山手線は日本で一番人が乗る路線だと思いますので、広告自体は減っていないと思いますが、紙の広告が明らかに減っています。車内中央の中吊り広告はそのままですが、壁側の広告は液晶モニタの広告に変わっていて、紙の広告が無くなり、壁側がすっきりした感じです。
液晶の技術の進歩と価格の低下によって、色々なところで紙の広告が液晶の広告に変わって来ている昨今ですが、電車の車内広告にもこの波が押し寄せているようです。液晶になることにより、印刷代や紙代、広告を貼ったり撤去したりする人件費などが削減されますし、迅速に広告を掲載できます。また、動画の広告の掲載も可能です。更にエコということであれば、今後はより一層広告の電子化が進むと思います。
私が一番良いと思ったのは、山手線では一般広告以外にニュース情報も流しているところです。特に、日、英、中、韓の4か国語でニュースが流れていて、昨今のインバウンド需要を反映しています。車内広告までがマルチリンガル化してきましたね。
 

3-2.ホテル



東京に来るとすぐにわかるのがホテルの多さです。一眼でわかるほどホテルだらけですね。東京に来る前にインターネットでホテルを予約するのですが、以前よりも値段が上がり、部屋もなかなか空いていないこともよくあり、前々からホテル不足は感じていました。中国人旅行者増加や2020年の東京オリンピックに向けてのインバウンド需要が増え、ビジネスチャンスとばかりにホテルが乱立している模様です。
ホテルが増えるのは消費者にとっては良いことですが、2020年の東京オリンピック後は果たしてどうなるのでしょうか。景気がまた悪くなるのではと少し心配しています。これが杞憂であれば良いのですが。
 

3-3.タピオカ



東京のあちこちにタピオカの文字が。日本でタピオカミルクティが流行っているとは噂に聞いていましたが、専門店が町の至るところにあり、この噂は本当でした。しかも、ちょっとお店を覗いてみたら、甘さや氷の量も調整できるところも台湾と同じなんて、本当に本格的です。
台湾にはもう4年以上も住んでいるので当然タピオカミルクティは飲んだ事があります。しかし実は数回しか飲んだ事が無いです。量が多いのと、タピオカというデンプンで結構お腹いっぱいになるため、少食の私にはあまり合いませんでした。台湾では「珍珠奶茶(zhenzhunaicha)」と言います。
このブーム、一過性のもので終わらずに一つの文化として日本に末永く残っていってくれることを願っています。
 

3-4.タクシーアプリ



あるタクシーの車体に「タクシーアプリ」の文字が。日本もアプリでタクシーを手配する時代になったかと感じました。実はこの分野において日本は世界よりも遅れているらしく、私の住んでいる台湾を例にすると、台湾はもう何年も前からアプリで手配をするのが当たり前になっていました。特に多民族国家は言語の問題で電話でタクシーを手配するのに難がある人が多いので、アプリが重宝しています。
日本は単一民族国家なのにタクシーアプリが流行りだした背景には、一つにはスマホが登場したこと、もう一つは外国人が増えてきたことではないでしょうか。私も台湾ではタクシーアプリをよく使っていますが、言葉の問題で電話ではうまく手配できない場合を考えると、確実に手配できるタクシーアプリをいつも使用してしまいます。ですので、日本ではそのような人が増えてきたのかなと推測されます。インバウンド需要でタクシー業界にも変化がきているようですね。
 

3-5.カプセルトイ



硬貨を入れてハンドルを回すとカプセルに入った景品が出てくる機械。私が子供も時は「ガチャガチャ」という呼び方で、20円〜100円で消しゴム、キーホルダー、小型おもちゃが出てきて、子供の射倖心を煽っていたあの機械です。今は「カプセルトイ」という呼び名で、また流行っているようです。近くで見てみると、200円〜500円で主にアニメのフィギュアなどが景品としてもらえるようです。
このカプセルトイ、街の至るところに大量に見られます。そして、それで遊んでいるのはどうも大人が多いようです。金額も結構するので、昔子供の時に遊べなかった人が大人になって昔を取り戻そうとしているのかもしれません。また、外国人も多いですね。外国にはこういった機械はほとんどないでしょうから、多分珍しいと思いますし、景品がアニメのキャラクターであれば、アニメファンの方には良いおもちゃだと思います。
また、空港にもたくさんのカプセルトイの機械が設置されています。小銭は外国通貨には両替ができないため、余った小銭でカプセルトイを買う外国人旅行者が多いようです。いいお土産にもなりますしね。カプセルトイは立派な日本の文化だと思いますので、今後も残っていくのではと思います。
 

3-6.コイン式トイレ



新宿で食事した後に街を散歩してたら突然トイレに行きたくなり、近くのビルに入ったらトイレがあったんですが、「コイン式トイレ」と書かれ、ドアに鍵がかかっていて入れません。よくよく見てみるとそこはレストラン街のトイレで、テナントの飲食店から提供される専用のコインでのみ入る事ができるトイレのようです。東京駅の有料トイレは知っていましたが、それ以外の場所でこういったトイレがあるのは初めてで、トイレも国際化してきたのかと思ってしまいました。
何が国際化だと思う方もいるかもしれませんので説明しますと、世界にはトイレが有料な国はたくさんあり、私が行った事がある国では、中国、フランス、ミャンマーなどは有料トイレです。また、フランスのレストランやカフェではトイレに鍵がかかっていて、専用のコインをお店の人にもらって入るところが結構あります。日本のようにトイレを無料で借りる事ができる国はむしろ少ないかも知れません。そう言った意味で日本はトイレも国際化してきたのかと思ってしまいました。私はトイレが割と近いので、この国際化はあまり望ましくないのですが、これも時代の流れなのかもしれませんね。
 


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